軽貨物の運送とはどのような仕事をするの?運送業の魅力を紹介
2023年5月26日
通販サイトの利用拡大が目覚ましい今、全国津々浦々に大切な荷物を運ぶ「運送業」への需要が急速に拡大しています。大手の運送業でも多くのドライバーが活躍していますが、個人として活躍を目指す方も増加しています。
この記事では「軽貨物運送業」に注目し、業務内容や運送業の魅力を紹介します。
軽貨物運送の概要と拡大の背景
軽貨物運送の仕事とは、軽貨物車両を使って荷物の運送を行うことです。一般貨物車両よりも軽貨物車両は安く販売されており、運送や配送に個人事業主として参入しやすいことから、近年独立を目指す方々の注目度が高まっています。
軽貨物運送の仕事内容は主に以下のとおりです。
軽貨物車両に搭載できる範囲の荷物を配送
軽貨物運送とは、車両に搭載できる範囲の荷物を配送する仕事です。大型の家電や家具ではなく、通販サイトの小形の荷物などを多く担当しています。
また、近年では地域のスーパーなども積極的に移動型スーパーを展開しており、個人事業主の軽貨物運送業者が請け負って仕事をこなすケースも増加しています。日用品から医療品など、さまざまな荷物を日々いろいろな場所へと届けています。
業務委託式で仕事を受注
軽貨物運送業として独立をする場合、基本的に仕事は業務託式で受注を行います。大手運送業も業務が多忙な傾向があり、業務委託式で仕事を募集していることも多くなっています。
配送関係の業務を安定させるには独立後できる限り早い段階で業務委託先を確保し、安定した収益を確保することが重要です。
どうして軽貨物運送は拡大しているの?
全国的に通販サイトの利用などを行う方が増えており、荷物の配送業務も増加しています。しかし、軽貨物運送業の場合、使用する車両が軽貨物であるため、大型の荷物の配送には不向きです。
では、搭載できる荷物は限られているにもかかわらず、なぜ軽貨物運送の業務は拡大しているのでしょうか。主な理由は2つ挙げられます。
コンパクトな車両はどこでも配送できる
中型・大型サイズの車両は大きな荷物を配送するためには便利ですが、その一方で道路が細いエリアや住宅街での配送は難しいのです。何度も車両を切り返す必要があるうえ、道路交通法上大型の車両は通行できない道路もあります。
しかし軽貨物車両なら、すいすいと進めて、住宅の密集地帯も難なく運転できます。個人が発注する荷物が多いこの時代、コンパクトな車両で配送する仕事は大きな需要があるのです。
新規参入しやすい
軽貨物車両を使った運送業は、大型トラックと比較すると、非常に安価に車両を購入できます。普通運転免許証で運転できるため、改めて教習場に通う必要もありません。
車両の駐車場を確保できれば、今すぐにでも参入できます。つまり、大型車両を購入する資金を投じることなく事業を開始できるため、リスクが少ないのです。
人手不足の配送業界において軽貨物運送業の個人事業主を求める傾向は強まっており、仕事が選びやすいというメリットもあります。
医薬品専用のドライバーも増加
通販サイト利用者の増加によって、軽貨物配送の需要は増えたと考えられています。すると、配送する荷物は通販サイトによくある衣料品や日用品といったものをイメージしやすいかもしれませんが、軽貨物配送業の方が荷物を配送しているのは、日用品だけでありません。
近年は医薬品の配送業務も増加しており、本格的に医療業界にコミットして事業を展開するドライバーも増加しています。
医薬品は小さく、軽貨物運送業が担当しやすい分野であり、決められた時間に病院へと配送するためルート配送の仕事を探している方にも適しているのです。
荷物本体も重量はなく、女性や年配の方でも配送しやすいことから、若い男性ドライバー以外も積極的に参入しています。配送先は主に病院や調剤薬局、ドラッグストアなどとなっており、注目度も高まっている仕事です。
軽貨物運送業の魅力とは?
小資本でも独立開業が目指せる軽貨物運送業の魅力とは、どのような点なのでしょうか。軽貨物運送業に限らず、独立して開業間もない頃は、仕事が自動的に入ってくるわけではありません。
知り合いの紹介で仕事を受ける方もいれば、募集に応募している方もいるでしょう。いきなり大きな収益を確保することは難しいため、独立開業後はコツコツと仕事を獲得していく必要があります。
収益化が難しい場合は、短期間の契約に限られますがスポット配送で収益の獲得を目指す方法もあります。このように、事業の開始当初は収益面での悩みを抱えやすいですが、それでも軽貨物運送業には魅力が詰まっています。
主な魅力は以下の3つです。
自由に働ける
個人事業主として単独で仕事をこなす場合、雇用されているドライバーよりも自由に働けます。深夜帯のドライバーとして働いたり、副業的にコンパクトな業務委託事業として展開したりすることも可能です。
大手運送業者の下請けとして、安定した働き方を目指す方法も考えられるでしょう。自分のライフスタイルに合った働き方が可能であり、夢の実現のために働き方を柔軟にしておきたい方にもおすすめです。
大きな成長が見込める
運送業全体がドライバー不足になっているため、驚くほど好条件の業務委託契約が見つかる場合もあります。個人事業主として当初は小さな商いの仕事に留まっていた方でも、運送業界の勢いに乗じて法人化するケースは少なくありません。
雇用されているドライバーとは異なり、大きな事業として軽貨物運送業を育てていくことも可能です。1つの大きな会社へと成長させることも夢ではありません。
女性ドライバーも増加中
軽貨物車両は運転しやすく、荷物も軽いものを扱うため、女性ドライバーも多くなっています。子育てと両立しながら事業化することも可能です。
未経験からでも始めやすいため、今後ますます女性ドライバーの活躍機会は増えていくでしょう。
まとめ
この記事では、軽貨物運送業の業務内容や魅力について詳しく解説しました。軽貨物運送業は女性も参入しやすい仕事として知られており、人気が拡大しています。
運転免許証と軽貨物車両があれば、誰でもすぐに開業できる魅力的な仕事です。ぜひこの機会にあなたも、独立開業を目指してみませんか。
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