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軽貨物ドライバーはどんな運送業でどれくらい稼げる仕事なのか?

2022年8月19日

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コロナの影響で雇止めに遭ったり、勤めていた会社の景気が悪くなり、個人で事業を始める人が増えています。
その中でも軽トラックで荷物を配送する、軽貨物ドライバーという業種が人気を集めています。

会社勤めとは違い自分で仕事の時間を決められるので、仕事に自由があって、働いた分だけ収入につながるのも人気の理由です。

しかし事業を始めるに当たって、どんな手続きをして何を用意したらよいのか分からない人も多いです。
この記事では軽貨物ドライバーの始め方や稼げるドライバーの特徴等を紹介しています。

軽貨物ドライバーとはどんな業種なのか

軽貨物ドライバーとは軽貨物自動車に乗って、荷物を運送する事業なので個人事業主になります。
しかし自分一人で車両1台からでも始めることができます。

道路でよく見かける黒ナンバーの軽トラックや黒ナンバーの軽バンは、軽貨物運送事業をしている個人事業主です。
一般に運送業と呼ばれる業種は細かく分けられていますが、軽貨物を使った運送業は届出制で、他の事業は許可制になります。

そのため軽貨物ドライバーを開業する時には役所の許可は要らずに、申請をすれば良いので手続きが簡単です。

必要な手続きをすれば経験が無い人でも事業を始めることが出来るので人気が高いです。
なお手続きが面倒に感じる方は、行政書士に相談して代金を払えば手続きを代行してくれます。

軽貨物ドライバーの届出をする時の手順

開業する前に営業所がある都道府県の運輸支局へ必要書類を提出して届出をします。
こうして黒ナンバーを発行することが出来ます。

黒ナンバーの登録がされていないと運送の仕事が出来ず、普通の黄色のナンバーのまま運送業をして運賃を受け取ると、法律に違反することになるので注意が必要です。

また運輸支局だけでなく必要な書類を軽自動車検査協会にも提出しなければなりません。

準備する資料の中には、貨物軽自動車運送事業経営届出書と黒ナンバーを取得するのに必要な事業で使う貨物自動車の情報が書かれた資料があります。

さらに仕事で使用する軽貨物自動車がきちんと乗れるのか、車検証も提出しなければなりません。
また依頼主へ請求する料金を見せなければならないので、運賃料金表なども提出します。

軽貨物運送業を登録する時に必要な物

軽貨物ドライバーを始める前に仕事で使う車を準備します。
車検証での用途が貨物になっている軽トラックか軽バンを用意します。

新車でなくても中古車でも問題ありません。

しかし業務提携する予定の運送会社から保冷車など特殊な車両を求められるケースもあるので、よく確認してから準備するようにしましょう。

またどこで事業を始めるかが良く分かるように資料に明記します。
特に営業の拠点となる建物の住所や休憩スペース、そして車庫についても記載します。

なお車庫は営業所や休憩所から半径2キロ以内に準備しなければなりません。
一般的には営業所は自宅で申請する方がほとんどで、賃貸のアパートでも問題ありません。

また万が一事故などが起きた時のために、自賠責保険や任意保険に加入しておく必要もあります。

軽貨物ドライバーの一日の仕事の流れについて

軽貨物ドライバーは朝7時から8時までの間に配送センターに行きます。
配送センターの受付で配達先の資料をもらい、配送経路を考えます。

配送経路が決まったら午前中に届けるだけの荷物を車に積みます。
荷物が積み終わったら出発して配送を始めます。

お昼休憩は自由なので、時間はドライバーが自分で決めることが出来ます。

時間が指定された荷物がある時には、ゆっくり休んでいる暇は無いので、一日の配達状況を確認して空いた時間で休憩する方がほとんどです。

お昼を過ぎて午後からは、配送センターに戻り午後に配送する荷物を車に積み込んで、再び配達を行います。
第二便は午後1時から2時ごろで、第三便は午後4時から5時ごろに、配送センターで積み込みをして出発します。

第三便の配送が終了したら、配送センターに戻って伝票の整理や不在だった家の荷物を取り分けて、一日の仕事が終了します。
夜9時以降に帰宅する人が多く、稼働時間も結構長いのが現状です。

軽貨物ドライバーは稼げる仕事なのか?

ネットの書き込みや募集広告を見ると軽貨物ドライバーは稼げる仕事として紹介されており、実際に高給取りがいるのも間違いありません。

しかし稼いでいるという感覚は人それぞれ違います。
頑張った分だけ収入につながる歩合制の仕事なので、他の人よりも頑張れば高収入も夢ではありません。

では実際にどれほどの金額を稼いでいるのかというと、一日に数百個以上の荷物を配達する人の中には、月収60万円以上稼いでいるドライバーもいます。

しかし収入は各ドライバーによって異なるので、平均すると月収で30万円程度から50万円程度と言われています。

収入に差が出てくるのは、配達経路の問題や時間を管理するドライバーの能力も関係するので、ドライバー個人の能力や配達区域などの条件で配達出来る個数が変わってくるので収入も変化します。

稼げる軽貨物ドライバーになるのはどんな人か?

軽貨物ドライバーは車で荷物を運び、車を降りて受取人に直接荷物を届けなければなりません。
配達する場所はエレベーターの無いアパートもあり、階段を上って下りたり、舗装されていない砂利道を往復することもあります。

また台風や大雪、暑い夏の時でも配達をしなければならないので、体力は絶対に必要です。
体力に自信がある人や体を動かすことが好きな人が望ましい仕事です。

また収入は歩合制なので、より多くの荷物を一度に配達しなければならず、効率的に動いて、少ない時間で人よりも多くの案件をこなさなければなりません。

そのため配達を効率的にするためにはどうしたら良いのかを考える能力は必須です。
配送経路や配達する範囲の特徴などいろいろな要素を考えられる人が稼げるドライバーです。

また軽貨物ドライバーの仕事は、問題が起きた時に冷静に対処できるようなメンタルも必要です。
稀に態度の悪い受取人に出くわした時でも冷静に受け止めて、丁寧な対応をすれば依頼主から信頼されます。

さらに受取人が不在の場合には再配達しなければならず、たとえ再配達になっても心が折れることなく、一つでも多くの荷物を配ることに専念できるメンタルが必要です。

 

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