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軽貨物運送業を始める前に|知っておきたい繁忙期の概要とは

2023年9月22日

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「軽貨物運送業を始めたいけど、忙しい時期はいつなのだろう」
「軽貨物運送業には繁忙期があると聞いたけど、いつ頃なのか?」

軽貨物車両で荷物を運ぶ軽貨物運送業では、繁忙期があることをご存じでしょうか。この記事では軽貨物運送業の繁忙期を紹介します。

軽貨物運送業の繁忙期とは

軽貨物配送業は荷物をお客さまのもとへ配送することが業務です。

近年は通販サイトなどの活況もあり、業務量は常に多く安定した収入を確保できますが、その一方でより忙しくなる繁忙期があることも事実です。

では、繁忙期とはいったいどのような時期を指すのでしょうか。

1年の中で繁忙期を迎える時期

繁忙期を迎える時期には、季節特有のイベントごとがあります。

たとえば、引越しが多い春は、引越し業界が繁忙期を迎えますが、新生活準備のために通販を利用する人も多く、軽貨物運送業も忙しい時期を迎えます。

特に卒業や入学が集中する3月は、多忙な配送をこなすドライバーも多いでしょう。また、お歳暮やお中元の時期も季節特有の繁忙期を迎えます。

1年のなかでも特にハイシーズンといえるのが、ブラックフライデーやクリスマスが集中する秋から冬です。

特にクリスマス商戦の時期は物流業界全体が動くため、軽貨物運送業にも多くの配送依頼が集中します。

専門分野ごとの繁忙期もある

さまざまな荷物を配送する軽貨物配送業は、独立して経営している場合、受注内容を自分で選べます。たとえばスーパーの配送業を受注する場合、スーパーの繁忙期に合わせて仕事が忙しくなります。

お盆や年末年始などに繁忙期を迎えるでしょう。一方で、医薬品などの配送業を選択する場合は、安定した受注の傾向があります。

繁忙期を分析したうえで仕事を受注すると、自分に合ったライフスタイルを選べるでしょう。

予想しない繁忙期を経験することも

近年日本だけではなく、世界中で新型感染症が感染拡大し、外出に関して自粛する期間がありました。このように外出ができなかったことは通販などの配送業にとっては「追い風」となりました。

家にいながらにして食事や衣類が届くことの利便性を、改めて実感した方も多いでしょう。

新型感染症のような、予測ができない社会情勢の変化があると、連動するようにして配送業全体が繁忙期を迎えることは、今後もあるかもしれません。

繁忙期があると、閑散期もある?

軽貨物配送業には繁忙期がありますが、閑散期を迎えることもあります。繁忙期の直後は、閑散期を迎える傾向があります。

たとえば、クリスマス商戦と年末年始が終わると、多くの方は財布の紐が固くなります。また、ゴールデンウイークなど旅行のハイシーズンのあとも閑散期となる傾向があります。

イベントのない6月も、そのほかのシーズンと比較すると繁忙期とはなりにくく、落ち着いた仕事ができるでしょう。

閑散期のメリット・デメリット

軽貨物配送業には繁忙期および閑散期があり、閑散期は落ち着いて仕事ができるため、メリットに感じるかもしれません。しかし、閑散期ならではのデメリットもあります。

そこで、この章では閑散期にも注目し、メリットとデメリットを紹介します。

閑散期のメリット

配送業界にとって閑散期は通過儀礼のようなものであり、多くのドライバーが経験します。閑散期のメリットは、休みやすくなることです。

特に自営業として軽貨物配送業を営んでいる場合、繁忙期は休暇を取りにくくなります。その一方で、閑散期が来るとオフシーズンとして休みが取りやすくなります。

閑散期のデメリット

閑散期は配送量が減少するため、収入も連動して低下します。ドライバーとして独立している方にとって、慣れないうちは売り上げが大幅に落ち込むと驚くかもしれません。

もしも閑散期の収入ダウンが心配な場合は、思いきってスポット配送など、単発の仕事を受注することもおすすめです。

スポットの仕事は長期的な仕事につながることも多く、収入ダウンが気になるシーズンを助けてくれます。

・閑散期の注意点
繁忙期のあとに訪れることが多い閑散期ですが、地方によっては天候によって閑散期を迎えることがあります。特に降雪の多いエリアでは、交通網の停滞が起きやすく突発的に閑散期を迎えることもあります。

配送エリアにもよりますが、天候には注意しながら業務を進めましょう。また、地震や台風などの影響で交通網が遮断され、閑散期となってしまうケースもあります。

軽貨物配送業の安定経営とは

今後軽貨物配送業として独立を目指す場合には、安定して収入を得て「経営」していくことが大切です。では、安定した経営に向けてはどのようなことを準備すると良いでしょうか。

この章では経営を安定させるための3つのポイントを紹介します。

1.低コストで開業すること

ドライバー経験がある方は軽貨物配送業の業務内容をある程度掴んでいることでしょう。しかし、異業種からドライバーに転向する場合、低コストで開業を目指すことがおすすめです。

つい最初は多くのコストをかけて開業に至ってしまいがちですが、低コストを心がけることで安定した経営を早い段階から目指しやすくなります。

2.閑散期を理解しておくこと

初期の頃は閑散期が訪れると、売上や利益が大幅に低下するため慌ててしまうかもしれません。しかし、どのような業種であっても閑散期はあります。

閑散期に慌てて多くの仕事を受注してしまうと、繁忙期にほかのドライバーや車両を確保しなければ仕事が回らなくなるおそれがあります。閑散期にも慌てないことが重要です。

3.事故に備えておくこと

ドライバーは毎日配送に従事するため、高い頻度で運転に従事します。

そのため、交通事故のリスクが高いことを知っておく必要があります。自己に備えて任意保険にもしっかりと加入し、安全運転を常日頃から心がけるようにしましょう。

まとめ

この記事では、軽貨物運送業の繁忙期に注目し、詳しく解説しました。

繁忙期とは対照的に閑散期もある軽貨物運送業で安定した経営を目指すためには、低コストの開業や交通事故に備えることなども重要です。

ぜひ本記事をきっかけに、軽貨物運送業への理解を深めてみてください。

 

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