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今話題の軽貨物の定期便とは、一体どのようなサービス?詳しく解説します

2022年12月23日

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通販産業が拡大の一途を辿る中で、連動するように需要が拡大する「軽貨物業界」ですが、今「定期便」と呼ばれるサービスに注目が集まっていることをご存じでしょうか。

今回の記事では軽貨物産業の中で要注目の定期便サービスに注目します。
ぜひご一読ください。

今話題、軽貨物の定期便サービスとは

軽貨物運送は貨物用の軽自動車を活用した輸送サービスの1つです。
大型のトラックを使った産業とは異なり、手頃な価格で販売されている軽貨物車を使って配達を行います。

軽貨物自動車は普通自動車運転免許証で運転できるため、女性でも挑戦しやすい職種です。
また、車両のコストが低いため、参入しやすくあっという間に大きな事業所へと経営拡大に成功している方もいます。

では、軽貨物の配達には一体どのようなサービスがあるのでしょうか。
これまで、こうした手頃な配達サービスは大手の下請けとして業務提携する傾向がありました。

その場合、業務提携先に業務内容が左右される傾向がありました。
そこで、今注目されているのが定期便と呼ばれるサービスです。

定期便はスポット便などをはじめとする業務の1つで、決められた日時に決められた荷物を配送する業務を指します。

例えば、飲食店に毎週金曜日にお酒運ぶ、月に2回オフィスにコピー用紙などの文具類を運ぶ、等のサービスです。
毎日同じ時間帯に給食や弁当を配送する方も、こうした定期便のサービスに該当します。

定期便には固定で続くものもあれば、繁忙期のみに需要があるケースもあります。
ブラックフライデーのシーズンなどは通販業界全体が人気のため、配達業が圧迫されます。

そのため、定期便の需要が軽貨物運送者側へ委託するケースも散見されます。
定期便は文字通り定期のため、配達をする方にとってはスケジュールが組みやすいというメリットがあります。

受け取る側にとってもいつ、何時に来るかわからないよりも「毎週金曜日」や「毎日午後1時」など、固定されている方が受け取りやすいですよね。

定期便利用者はなぜ定期便を使っているの?

スケジュールを組みやすいため、定期便を配達する側にとってはそのほかの業務委託や通常配送などと組み合わせをしやすく、収益の安定化に役立ちます。

ドライバーにとってもあちこち縦横無尽に配送するよりも、固定ルートを持った方が安全に配送を行えます。
子育てや家事との両立を目指すドライバーなら、定期便だけを受注して自分らしく働くことも考えられるでしょう。

では、定期便を利用する方には一体どのような傾向があるのでしょうか。定期便配送を多く利用する方は「飲食店」を営んでいる方が多くなっています。

毎日決まった食材を大量に消費する傾向がある飲食店は、ご自身で買い物に出向くよりも固定で配送してもらった方が負担を減らせるからです。

毎日決まった時間帯に肉や野菜類、アルコール類などが届く方が集中して業務にあたることができますよね。
また、オフィスや介護施設なども多く定期便を利用しています。

介護施設の場合、職員の方が利用者の輸送に従事する時間帯も多いため、必要なおむつや食材などの資材を買いに行く時間がないのです。通販の活用では到着が遅れ、資材が不足するリスクもあります。

生活を支える重要な施設は常に必要資材を揃えておく必要があるため、定期便で間違いなく届くように手配していることが多いのです。
近年は通販利用者の拡大から、通販サイトで発注した荷物が予定よりも1日~2日ずれてしまうことがあります。

こうしたトラブルを防ぐためにも、定期便の活用は便利です。

ドライバー、利用者の双方にメリットがある

ドライバーは先に触れたように、曜日や時刻が固定された業務があると、収益も安定しそのほかの配送業務についても組み立てやすくなります。

固定ルートはドライバーにとってありがたい業務の1つであり、独立した軽貨物配送業の方も好む傾向があります。
利用者にとってもスタッフが何度も買い物に出向いたり、欠品に悩まされたりすることなく荷物が届く定期便は大変便利です。

また、個人の方も介護が必要な方や多く消費する方も多いペットボトル飲料水などを定期便にしておくと、買い物のコストや労力を減らすことができます。

このように定期便はドライバーや利用者の双方にメリットがあるのです。企業系の専属定期便としてドライバーが募集されていることも多く、最初から業務提携を視野に独立することも可能です。

例えば、ある求人をピックアップしてみましょう。

医薬品や自動車部品、飲食物などのルート配送に関して、多くの求人が募集されています。薬品や部品関係なら、1つあたりの部材は軽い傾向が多く、力仕事になりにくいというメリットもあります。

定期便は内容さえ最初に選んでしまえば女性ドライバーにも大きなメリットがある働き方でしょう。

これからのロジスティックを見据えて、ドライバーも企業も努力が必要

近年なぜ軽貨物運送業が人気となっているのか、ここでもう1度考察してみましょう。
個人の軽貨物運送業が活況となっているのは「人材難」という言葉に尽きるのです。

大手の運送業者は慢性的な人材難に陥っており、業務委託先を探す傾向が強まっています。
では、なぜ個人事業主や独立を視野に働く方は増えているのに、ドライバーの雇用は苦戦しているのでしょうか。

軽貨物運送業としての働き方は、雇用される働き方とはまた違った魅力が多いのです。
自分で働く時間を決めることができますし、提携先をチョイスすることもできます。

好きなときに好きなだけ働ける、そのようなスタイルを貫くことができるのです。
軽貨物運送業は手軽に参入できるため、異業種の方も多くドライバー経験がゼロだった方も挑戦しています。

企業側としても、人材コストを抑えたい今、企業内にドライバーの雇用を設けるよりも業務提携で外注をした方がコストの削減が目指せます。

雇用保険などの負担をしなくて良いため、安定した取引ができるドライバーと契約をすることはメリットが大きいのです。
これからも少子高齢化が加速する日本では、ロジスティックが人材難となることが予想されます。

賢く双方が活用し合うことで、不安定なドライバー事情を改善できるでしょう。

まとめ

この記事では活況が続く軽貨物業界において、注目の「定期便」について詳しく解説を行いました。
軽貨物運送業への参入を考えている方も、企業や個人で定期便活用をご検討の方も、参考になったでしょうか。

不安定な雇用が続くロジスティックを乗り越えるためにも、ぜひこの機会に定期便にご注目ください。

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